腕時計はよく「一生もの」と言われますが、クォーツや機械式を問わず一生ものとして使い続けるためには、しっかりとメンテナンスをしてあげなければいけません。

メンテナンスとは、専門店にてオーバーホールを依頼することももちろん含みますが、日々着けた後のセルフケアも重要となります。

腕時計のセルフケアをするのとしないのとでは、腕時計が長持ちするかどうかに大きく関わってきます。そのため、日常的なクリーニングこそ大事な腕時計の寿命を伸ばす第一歩になります。

今回は、必ずチェックしておきたい腕時計の危険な状態や、掃除やセルフケアに必要な道具について、詳しくご紹介していきます。

お手持ちの腕時計を長く使うために、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

故障につながってしまう腕時計が危険な状態3選

気に入って購入した自慢の腕時計なら毎日つけたくなるもの。しかし、腕時計は着けるだけで、知らず知らずのうちに汗やホコリなどの汚れが付着しています。

この汚れをそのままにしておくと、錆や臭いの元となってしまい、最悪の場合腕時計が故障してしまう可能性もあります。

そこで、まずはどのような状態が危険であるかをご紹介しますので、自身の時計を以下の項目に当てはまってないかどうかチェックしてみてください。

もしひとつでも当てはまっていた場合は、すぐに掃除をして大事な腕時計を綺麗な状態に保ってあげましょう。

1.腕時計の裏側に汚れが溜まっている

腕時計が腕に接していない部分は綺麗に見えても、裏側を見てみると細かいところが錆びているケースもあります。

例えば、ブレスやストラップといったバンドとケースの接続部分の隙間や、リューズとケースの隙間、クロノグラフの場合はボタンの周りなどです。

錆に強いステンレス製であっても、長期間掃除をしていないと錆が発生してしまいます。

特に、夏場は汗や汚れが溜まりやすいのでこまめに拭き取ることが重要です。

2.ブレスレットの隙間に汚れが溜まっている

ブレスレットの場合は、直接肌に触れる部分が全体的に汚れてしまっている可能性があります。例えば、コマとコマの間やバックルなどのつなぎ目です。

汚れが固まってしまうと取るのが難しくかなり厄介なうえ、バンド調整の際にバネ棒がうまく入らないという事態にもつながりますので、こちらもこまめに掃除してあげましょう。

3.レザーストラップが変色している

レザーストラップについてもブレスレット同様に、長期間掃除をしないと変色してしまったり、汗を吸い込んで臭いがついてしまう可能性もあります。

臭いは一度ついてしまうとなかなか取れないうえ、耐久性が落ちてしまい、肌荒れの原因になることも。

レザーストラップは着けているうちに手首に馴染んでくるため、その変化を楽しむことができますが、長持ちさせるためにもしっかりと手入れが必要です。

もし替えのストラップやブレスレットがある場合には、一定期間ごとに付け替える方法もおすすめです。

使っていない方のバンドを掃除しておけば綺麗に保てることはもちろん、バンドを変えるだけでも見た目がガラッと変わるので、腕時計全体の変化を楽しむこともできます。

自宅でできる腕時計磨きとは

ムーブメントの修理はプロに任せるしかないですが、汗やホコリのケアは自分自身で行う必要があります。

自分で腕時計の掃除をすると聞くとハードルが高そうに感じてしまいますが、自宅でできる腕時計磨き・掃除は難しいものではありません。それでは、必要なものを以下でご紹介していきます。

腕時計磨きに必要なもの4選

腕時計磨きに必要な道具は以下の4つが挙げられます。

・爪楊枝
・乾いたタオル
・毛先の柔らかい歯ブラシ

・綿棒

どれも既に家にある身の周りのもの、100円ショップで購入できるものばかりですが十分にクリーニングができます。

爪楊枝で隙間の汚れを掻き出し、歯ブラシで汚れを取り除いた後に、乾いたタオルで拭いてから磨き足りない隙間などは綿棒で汚れを取り除く、という一連の流れとなります。

これだけでも綺麗に仕上がるのですが、さらに綺麗にしたいという方は以下のアイテムも揃えてみてはいかがでしょうか。

さらに腕時計を綺麗に保つアイテムとは

腕時計に必要な最低限の道具をご紹介しましたが、さらに以下のアイテムもあるとより綺麗に磨くことができます。

1.セーム革
セーム革とは、鹿などの皮を植物油などでなめしたクロスを指します。1枚あれば洗うことで何回も使うことができます。

ステンレスやゴールドなど、腕時計の素材を問わずに使うことが可能です。価格は350円ほどとなります。

2.バネ棒外し
腕時計のバンド調整やケースとブレスを繋ぐ「バネ棒」を取るのに必要な、腕時計専用の工具です。

価格は750円ほどになりますが、新しいストラップを購入した際に付属品として無料でもらえる場合もあります。

ブレスレットのバンド調整は細長い金具があれば可能ですが、バネ棒外し(Y字型の方)を使ってバンドを外せば掃除もしやすくなるうえ、簡単にバンドの付け替えも可能です。

まとめ

腕時計の危険な状態と掃除や磨くために必要な道具についてご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。

・腕時計を長持ちさせるためには裏側やケースとバンドの隙間など、隅々まで見て汚れが溜まっていないかをチェックするべき
・全て100円ショップで揃えられるもので腕時計の掃除に必要なものが揃う

・セーム革やバネ棒外しなども用意しておくと、腕時計をさらに綺麗にできる

腕時計はこまめに掃除してあげることで愛着が湧いてくるもの、高級時計であれば尚更です。次回の記事では具体的な掃除・磨き方をご紹介していきます。