もともと腕時計は、シーンや場所を問わず、時間を把握するための道具として誕生しました。そのルーツにはいくつかの説があるものの、軍人が懐中時計をポケットから取り出す手間を省くため、ベルトを使って腕に巻き付けた、というのが有力です。今のようにデジタルツールが普及していない当時、腕時計は道具としての意味合いが強いアイテムでした。
 
しかし、今日では誰もが携帯電話やスマートフォンを持つようになっています。どこにいても正確な時間を知ることができるため、腕時計の道具としての意味合いは、やや薄れつつあるのです。その代わり、腕時計はファッションアイテムのひとつとして、身につけられることが多くなりました。
 
ここではファッションの一部として使える、ファッショナブルな腕時計ブランドをご紹介します。お気に入りの1本をみつけだし、プライベートやビジネスシーンのコーディネートに取り入れてみましょう。

■パンクな腕時計なら「ヴィヴィアン・ウエストウッド」

イギリスを代表するファッションブランドのひとつ、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」。ブランドとしての歴史はまだ浅いものの、その独特な感性から生み出されるデザイン性の高さから、日本でも若年層を中心に人気を博しています。
 
有名なのはネックレスやピアス、指輪といったアクセサリーや、財布・バッグなどの革製品、そしてアパレルです。そんな同ブランドの腕時計にも、実にさまざまなモデルがラインナップされています。
 
ヴィヴィアン・ウエストウッドが手がける腕時計は、自ブランドの特色を生かしたパンクなデザインのものが多く、他にはない個性的なモデルばかり。一見、少しアクが強いように思われるかもしれませんが、実際に身につけてみると、幅広いコーディネートでマッチすることがよく分かります。

■世代を問わず愛用できる腕時計「オロビアンコ」

続いてご紹介するのは、イタリアのファッションブランドである「オロビアンコ」。国内ではメンズバッグが人気となっており、イタリアンブランドらしい個性的な色使いと実用性の高さから、シーンを問わず使えるのも魅力です。
 
そんな同ブランドらしいエッセンスは腕時計にも受け継がれています。やや落ち着いたデザインのものが多い一方、随所にイタリアンブランドならではの遊び心が取り入れられています。さほど奇抜なデザインではありませんので、世代を問わず身につけられるのもポイントです。
 
また、ファッション腕時計はデザイン性が重視されるため、クォーツムーブメントを採用するモデルがほとんど。オロビアンコは機械式モデルもラインナップしていますから、こだわり派の方もきっと満足することでしょう。

■アメリカンカジュアル腕時計「フォッシル」

「フォッシル」はアメリカのカジュアル系ファッションブランドとして、30年以上の歴史を誇っています。国内でも同ブランドの腕時計は人気が高く、腕時計専門のブランドというイメージを持たれている方も少なくありません。しかし、もともと総合的なファッションブランドだけあり、そのデザイン性は抜群です。カジュアルライクなものを中心に幅広いモデルがラインナップされています。
 
また、フォッシルはクォーツと機械式を組み合わせたハイブリッドウォッチなど、腕時計メーカーでは中々思いつかない斬新なアイデアを形にしたモデルも開発。先鋭的でアメリカンカジュアルな腕時計は、マニアの間でもファンが多いのです。

■ファッション腕時計もあなどれない!

腕時計好きからすると、どうしても軽く見られがちなファッション腕時計。しかし、そこに詰め込まれたこだわりは紛れもなく本物です。ファッションアイテムとしての意味合いが強くなった今日では、こういったブランドの腕時計にこそ、価値をみいだすべきかもしれません。「腕時計は専門メーカーのもの」というこだわりは一旦捨て、視野を広げながらとっておきの1本を探してみましょう。