オメガ腕時計の魅力を腕時計専門店が徹底解説!

 

男性の腕時計としてよく耳にするのが、スイスの老舗高級腕時計ブランド「オメガ」です。究極を意味するその名にふさわしい、実用性の高い腕時計としての進化の歴史は、実はあまり知られていないかもしれません。ここでは、宇宙へ行った時計である「ムーンウォッチ」など、オメガの歴史と腕時計のシリーズをご紹介します。

スイスの老舗高級腕時計ブランド「オメガ」

1848年、スイス、時計師ルイ・ブランの創った時計工房が、オメガの歴史の始まりです。そこで生み出された懐中時計は、ヨーロッパ中に広がりました。

その後、腕時計の生産に移行する中で、精度が高められ、自社製ムーブメントのΩ=オメガ(Cal.1.9)が誕生。オメガは、ギリシア文字の最後にくることから、究極を意味する店名ともなりました。

オメガとなってからも躍進を続け、深海でも使用できる高精度の腕時計を生み出していきます。また、宇宙開発といった大計画でも、オメガの技術力による高いパフォーマンスを証明しています。

さらに、コーアクシャル技術を取り入れ、機械式時計の革新的な商品開発も行ってきました。それによって、機械式時計には欠かせなかったメンテナンスの機会を大幅に減少させることが可能に。こうした挑戦が、現在の「デ・ビル・コーアクシャル」を搭載した自社製ムーブメント「Cal.8500」の誕生につながります。

オメガの歴史

オメガの誕生と歴史

上述の通り、オメガが誕生したのは、1848年のスイス。時計師ルイ・ブランが工房を設立後はブランの息子や親族らが経営を続け、1894年に「オメガ」という名のキャリバーを制作したことが現在のブランド名の由来となっています。

そんなオメガの歴史を語る上で、まず特筆すべきなのは、1931年にオメガがジュネーブ天文台で6つの試験すべてで精度記録を打ち立てたこと。これは時計職人の勤勉な努力の賜物であり、オメガのクロノメーターは他の時計を凌駕する精度を示したわけです。

オメガはその後も精度の新記録を追求し続け、2014年にマスターコーアクシャルが信頼性を証明し、新しい時計認定プロセスを導入しています。

1931年には、オメガは自動巻きムーブメントを開発し、ムーブメントのデザインの影響を次世代へと語りついたことで、結果的に時計産業のスタンダードとなり、今日も多くの機械式時計に影響を与えているのです。

そして、1940年には、オメガはイギリス軍と連合軍のウォッチサプライヤーとして指定され、技術性や信頼性に対する強さを証明することに成功すると、1947年には腕時計用のトゥールビヨンムーブメントを発表し、それまでの概念を打ち破る小型化された複雑なメカニズムを導入しました。

さらに、1974年にはクオーツムーブメントを発表し、マリンクロノメーターとして認定されました。この腕時計は0.002秒以下の誤差を誇り、航海で重要な役割を果たしたのです。このオメガのマリンクロノメーターは、伝説的なシンボルとして、現在もスイスのビエンヌにあるオメガミュージアムで展示されています。

現在、オメガはメディアミックスによるマーケティング展開も含めて、独自の高級路線の歴史を維持し続けており、いまだ多くのファンを魅了しているでしょう。

オメガと宇宙の歴史

オメガの歴史を語る上で絶対に欠かせない部分は、アメリカの宇宙分野との密接な関わりかもしれません。その始まりは、NASA(アメリカ航空宇宙局)のオフィシャル装備品となった1965年にまで遡ります。

もちろん、歴史的な年になった1969年。宇宙船「アポロ11号」の月面着陸船の乗組員だったバズ・オルドリンが、オメガのスピードマスターを身に着けて人類史上初めての月面着陸に成功したことで、スピードマスターは「ムーンウォッチ」と呼ばれるほど宇宙飛行士にとっての必須アイテムとなったのです。

さらに、次の年の1970年、再度の月へのミッションに向かったアポロ13号の船内で、酸素タンクの爆発事故が発生したことで、船内の計器もダウンするという危機的な状況の中で、このスピードマスターが計器となって船員の命を救ったエピソードがります。そのため、オメガは宇宙との歴史が非常に深く、今でも宇宙に携わる者にとっての憧れの存在でもあるでしょう。

オメガと映画の歴史

上述のオメガによるメディアミックス戦略の中で、特に顕著なものと言えば、数多くの映画作品に関わってきた歴史にあるということ。

特に近年有名なものを挙げれば、まず「007」シリーズ。1995年公開の「007 ゴールデンアイ」から、ジェームズ・ボンドが劇中でシーマスターを着用していることでも知られます。特定の映画シリーズにて人気キャラクターに専属で活用されることは、想像する以上にすごいことなのです。

また、上でもご紹介した宇宙の歴史との関係。オメガのシリーズである上述のスピードマスター「ムーンウォッチ」は、映画「アポロ13」にも登場しています。

スティーブ・マックイーン主演の映画「栄光のル・マン」では、レーサー役の彼が劇中で着用するシーンがあり、このことがオメガの腕時計イコール映画という構図が広く認知されたと言われており、90年代の映画「スピード」でも主演のキアヌ・リーブスがアクセサリーとして身に着けていたり、最近では話題になった映画「トップガン・マーヴェリック」でも主演のトム・クルーズが「ポルシェデザイン」と呼ばれる個性的なオメガのモデルを着用していたことも有名でしょう。

もちろん、オメガは洋画だけでなく、邦画にも出てきています。最近では特撮映画「シン・ゴジラ」における主人公たちに着用されているのは有名な話ですし、この傾向は映画「カイジ ファイナルゲーム」でも見られます。

特撮作品と言えば、映画ではありませんが、「ウルトラセブン」でも主人公モロボシ・ダンがスピードマスターを身に着けているシーンもファンには知られており、アニメ作品でも有名な「ルパン三世」ではルパンが身に着けており、彼の個性的なキャラクターのシンボルとしても描かれているのです。

オメガの魅力

耐久性の高さ

オメガを購入するユーザーにとって、高い耐久性は最も求める要素の1つ。それは、既述の通り、NASAのオフィシャルな装備品として採用されていたこともあって、オメガに大きな信頼を置くユーザーがいかに多いかということの表れでしょう。

しかし、オメガの提供するモデル耐久性の秘密は実はこれだけにとどまりません。それは、「コーアクシャル」と呼ばれる脱進機を採用していることであり、さらに、この脱進機を組み込むための専用ムーブメントをも採用していることにあります。

コーアクシャルとは、簡単に言えば、油切れの発生しにくい脱進機。多くの腕時計に採用されている「スイスレバー」タイプと比較すると、部品の摩擦を少なくしていることで部品そのものの寿命も長くなり、伝達効率も非常に高くなることもあって、常に高い精度による時間運用が可能となっているのです。

これこそが、オメガの腕時計の耐久性の高さを確固たるものにしている大きな理由であり、彼らの品質維持に対する並々ならぬ努力の賜物と言っても過言ではありません。

高い耐磁性能

また、オメガは高い耐久性以上に、高い時間精度を維持するための対磁性能が注目されることも少なくありません。それというのも、スマホやパソコンなどのIT機器に囲まれた現代社会において、腕時計の精度維持はより大きな課題となっているからです。

ただでさえ、地球上には磁場の非常に強いエリアも多く存在していることから、グローバルに腕時計を活用していくためには、常に対磁性能の改善を進めていかなければなりません。

そのような状況でもオメガの場合は、耐磁性能が1000~15000ガウスというハイレベル。グローバルな活躍が当たり前となっている今の時代には、オメガのような頼りがいのある腕時計こそが必要とされます。

バリエーションが多い

そして、オメガの魅力は総合的なバリエーションの豊富さ。つまり、高級モデルながら、価格帯も比較的リーズナブルなものから、定番のハイレベルのものまで、多くのユーザーが手に入れやすいように設定されていることでしょう。

もちろん、デザインのバリエーションが非常に多いことも、オメガを使うことの絶対的な楽しみ。オメガのデザイン的傾向を見ると、一応は男女別に作られたモデルであっても、実際は男女に関係なく身に着けることができるユニセックスな感覚や雰囲気を持っているのです

それに加え、すでに触れた「007」シリーズなどの映画作品における大体的なコラボモデルの発売はもちろん、各時代の潮流が放つメッセージを幅広いモデルの中に迅速に体現していることもオメガの強みとなっています。

つまり、単にビジュアル的なデザイン性だけを派生させただけのモデル展開ではなく、すべてのモデルの存在意義をしっかりユーザーに認識させることで、結果的に深みのあるモデル・バリエーションが実現されていると言えるでしょう。

オメガの魅力ある代表シリーズ

オメガの腕時計は高い技術力だけでなく、デザインにもファンが多いブランドです。オメガの実用性とデザインを追求した代表モデルをいくつかピックアップしました。


【スピードマスター】

月に行った腕時計として、ムーンウォッチの愛称を得たのが、スピードマスターモデルです。現在は、復刻デザインの「スピードマスター‘57」が60周年を記念して販売されています。もとはスピード競技に使われていたこともあり、レーシングモデルの違った表情も魅力的です。
オメガの腕時計の定番ともいえる、オーソドックスなデザインはオンオフ問わず洗練された手元を演出します。

【シーマスター】

楔形の短針とアロー型の長針が特徴的なシーマスターシリーズ。600m防水という高機能のプラネットオーシャンや、豪華客船をイメージしたアクアテラなど、オメガの人気シリーズです。マリンレジャーのイメージを持つ腕時計は、世界的にセレブたちからも愛されています。
ジェームス・ボンドが映画で使用したモデルも登場し、大人の男性を魅力的に見せるアイコンとして不動の地位を獲得しています。

【コンステレーション】

「コンステレーション」(英語の意味:星座)は、星が目を引くデザインの腕時計です。3時と9時の位置に爪がついたデザインも特徴的。ダイヤモンドや18金の高級感を堪能できるセドナシリーズも、オメガの高級腕時計シリーズです。
中でもグローブマスターはステンレスの洗練された文字盤に英語表記のカレンダー表示が、大人の男性にロマンチックな魅力をプラスしています。

【デ・ビル】

街角を意味する「デ・ビル」は、スーツにもタウンユースにも向く、薄型でシンプルなデザインが、幅広い世代に受け入れられています。
シリーズの中でアワービジョンは、ブラック・ブラウン・ブルーのレザーベルトタイプを中心に、ブレスレットタイプも選べます。同様に、プレステージもベルトとケースの組み合わせが豊富です。スタイリッシュな男性には、オメガの腕時計デ・ビルがおすすめです。


オメガは、腕時計に求められる機能を開発し、進化し続ける、究極の腕時計ブランドとして世界中で認知されています。月世界から、街角まで、多彩なデザインは魅力的です。現在・過去・未来と、オメガの放つ存在感は世の男性たちの憧れとなっています。

オメガの魅力ある人気モデル

オメガの魅力ある代表シリーズ 1.123.15.24.60.55.0

ホワイトカラーをこよなく愛する日本人ユーザーのために作られたような、このモデル「123.15.24.60.55.0」。パールカラーの入ったエレガントな文字盤には、ダイヤモンドがそのままインデックスとして機能するように散りばめられています。

そんなダイヤモンドはよく見ると、オメガのロゴをそのままデザイン化しており、ここにもオメガのこだわりが見られるでしょう。このモデルのさらにエレガントな部分と言えば、ベゼルの部分にも贅沢にダイヤモンドをあしらっていること。比較的華奢なケースサイズも相まって、とても守ってあげたくなるような繊細な雰囲気を醸し出しているのです。

もちろん、カバー素材もサファイア・クリスタルを採用しているので、傷にうるさいユーザーの方でも安心。心臓部には、精度の高いクオーツキャリバー「1376」を搭載しているので、タイムツールとしてもファッションツールとしても申し分ありません。

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  新品価格:¥559,130

オメガの魅力ある代表シリーズ 2.424.10.24.60.55.001

そして、次に紹介するこのモデル「424.10.24.60.55.001」も、クオーツキャリバー「1376」搭載タイプ。日光や照明光の加減により、色合いや風合いが変化していくロジウムプレート仕上げがなされており、ビジュアルでも飽きの来ないデザインです。

インデックスも3の倍数の時間表示部分はローマ数字にて、残りの部分をダイヤモンドで表示するという憎い演出。透き通るようなステンレス製のバンドと一体化していることで、優雅さがより強まっている印象も見受けられます。

また、ジュエリー的なモデルらしく、りゅうずの部分にも、オメガのマークが何気なく刻印されているというお洒落さ。女性ユーザーはもちろん、ファッションに敏感な男性ユーザーであれば、このセンスの良さに大満足されることでしょう。

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オメガの魅力ある代表シリーズ 3.123.20.35.20.06.002

高級という概念を超え、とりわけ荘厳な雰囲気さえも見せているのが、このレッドゴールドベゼルの眩しい「123.20.35.20.06.002」です。

上品という言葉のふさわしいウォームグレーの文字盤。ゴールドのインデックスとの運命的とも言える対比の素晴らしさはもちろんのこと、さりげなく3時位置にあしらわれたデイト表示により、腕時計全体に暖かみのある印象を生み出しています。

また、このモデルこそ、コーアクシャル専用のキャリバー2500を搭載しており、より精度の高い時間運営を安定して進めることが可能。パット見は、堂々とした面持ちですが、ケースサイズは35mmと意外に小ぶりで、中性的なドレスウォッチとしても活用できるでしょう。

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オメガの魅力ある代表シリーズ 4.127.10.27.20.55.001

次にご紹介するモデル「127.10.27.20.55.001」も、コーアクシャル脱進機専用のキャリバー8704搭載タイプ。オメガの腕時計には馴染み深い、パールホワイトの文字盤には、インデックスとしてダイヤモンドがあしらわれており、大変煌びやかな印象です。

しかし、何より目を惹くのが、シルバーの長短針から独立した小さな秒針「スモールセコンド」。四方を取り囲むように小さなダイヤモンドが埋め込まれており、この秒針そのものが1つのアクセントとして機能するという不思議なビジュアルを発揮しています。

また、ベゼルの部分にローマ数字のインデックス設定されていることも、通常であれば凡庸になりがちなオールシルバーの表情をより際立たせており、ここ一番のビジネスの現場でもユーザーをお洒落に演出してくれること請け合いでしょう。

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  新品価格:¥462,350

オメガの魅力ある代表シリーズ 5.123.25.27.60.63.001

さて、最後にご紹介するモデル「123.25.27.60.63.001」は、文字盤のブラウンカラーが落ち着いた雰囲気ながら、ダイナミックさも感じられる逸品。高性能なクオーツ式のムーブメント「キャリバー1376」搭載の高級モデルなのです。

その秘密は、スーパーノヴァ模様が施された異次元っぽいビジュアルにあり、ベゼルに敷き詰められたダイヤモンドとの見事なコントラストも相まって、身に着けているだけでその躍動感に驚かれることでしょう。

また、非常に小さいケースサイズなので、女性にも喜ばれる装着感の良さも魅力。バンドに部分にあしらわれたシルバーとゴールドが交互に入り混じっているデザインが、このモデルの風格をよりエレガントなものにしています。

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  新品価格:¥537,966

まとめ:オメガ腕時計の魅力

高級腕時計と耳にするだけで、ロレックスの名前をつい挙げてしまう方も少なくないかもしれません。それゆえ、オメガに対して、地味なイメージを持つユーザーもいらっしゃるようですが、実はオメガは腕時計としての精度はもちろん、ツールとしてのファッション性も常に意識して進化してきたブランドなのです

今回紹介してきたモデルを見れば分かる通り、多くのモデルで男女ともに自然に身に着けられることも大きな魅力。それはつまり、オメガがあらゆるユーザーに受け入れられる幅広いラインナップを取り揃えているからでしょう。

高級腕時計は長く使うことができて、初めてその価値が十分に発揮されるもの。オメガは、まさにそれにふさわしい存在であり、自分らしさを失わずに身に着けられる高級腕時計という姿こそが最大の魅力であるかもしれません。

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